» ローレライ (Rohi-ta_site.)
ビデオで役所広司、柳葉敏郎、妻夫木 聡、香椎由宇、出演の「ローレライ」を観ました。
●ストーリー
1945年8月、広島に最初の原子爆弾が投下されて間もなく、海軍軍令部作戦課長の浅倉大佐(堤 真一)は、かつての名艦長で現在は閑職に回されていた絹見少佐(役所広司)を呼び出すと、ドイツ降伏後、日本海軍が密かに入手していた潜水艦「伊507」の艦長に任命し、日本を救うため原爆を積んだ爆撃機が離陸するテニアン島への奇襲攻撃を命じる。
定員にも満たない、寄せ集めの乗組員達を厳しい訓練で鍛えながらも、「特攻攻撃は犬死以外の何物でもない」と考える絹見は回天特別攻撃隊の折笠征人(妻夫木聡)にも、特攻を禁じる命令をする。
両親や兄弟達すべてをアメリカの攻撃で喪っている折笠は、自分の特攻で1人でも多くのアメリカ人を道連れにしたいと考えていた為、絹見の命令に素直に従う事は出来ないと感じてしまう。
そんな中、テニアン島へ向かっていた「伊507」を発見した、アメリカ駆逐艦3隻は容赦のない爆雷攻撃を繰り返し、「伊507」を窮地に陥れる。
この危機を回避する為、艦長の絹見は最強と噂されている<ローレライ・システム>の使用を軍属技師・
高須(石黒 賢)に命令するのだが、、、。
●感想
私の原作を読んだ友人達の話しを聞き、あまり期待しないで見たのですが、あらかじめハードルを低く設定していたせいか、そこそこ楽しめてしまいました。{/good/}
冒頭で乗組員のエピソードの説明が足りないとか、CGが今一つだとか、ラストシーンが呆気な過ぎるとか、原作を読んだ者にとって不満な点は多いですが、「原作と映画は別物!」と割り切ることができればそんなにストレスの溜まる事なく最後まで観る事ができる作品だと私は思います。
パウラの過去を説明する回想シーンは短くまとめ上手く説明してたと思いますし、軍医・時岡役に國岡 準さんを起用したのが成功し、彼の落ち着いた演技のお陰で、この作品全体がしっかり安定していると感じました。{/hakushu/}
細かい事を言えば、乗組員全員の制服がキレイ過ぎて、リアル感が全く出てませんでした。
そこら辺は制作者側が名作「Uボート」を観てもっと勉強するべきでしたね。
何日も狭い艦内にいて、全員が常にキレイな服を着ているなんて絶対に有り得ないですから、もっと考えて欲しかったです。{/face_gaan/}
あと気付いたのは、原作者が同じである為、大まかなストーリー運びが「亡国のイージス」と同じですよね。
簡単に言えば、「国の最高兵器がクーデターによって、東京を攻撃する危機に陥るが、それを回避する為に愛国心を持った軍の隊員が戦って勝利する」この話しの流れはちょっと、似過ぎですよね。
まさに「亡国のイージス」の縮小版が「ローレライ」だと言ってもいいくらいです。
それによく考えると、現代のイージス・システムが、いわゆる第二次世界大戦中のローレライ・システムであって、これは時代を変えただけで全く同じ物になっています。
これはあえて、原作者であり脚本を受け持った福井さんが意識して作ったところなのかを個人的には聞いてみたいです。
それでも、発想がおもしろいので、「本当にこのローレライ・システムが終戦前に量産体制に入っていたら日本は戦争に負けなかったのになー」と残念に思ってしまう、そんな作品でした。
●採点
私のこの作品に対する評価は75点です。{/hand_goo/}
はっきり言って思っていたよりも、ずーっと良かったですね!
「潜水艦を使った映画にハズレなし」って言葉を無事守ってくれたなって感じました。
また、主役の役所広司さんの熱演に引っ張られて、最後まで適度な緊張感を持ちながら観ることができ「役所広司って、本当にイイ役者だなー」って今更ながら感動してしまいました!{/hakushu/}
だからこの作品は、「ローレライ」の原作本を読んでいない方と閉所恐怖症でない方におすすめしたいと思います。
最後にどうでもいいことなんですが、「パウラは隠れている間、一体どうやってトイレを済ましていたのだろう?」って思ってしまったのは私だけでしょうか?
それでは、また何か観たら書き込みします。 [続きを読む]
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